漢検1級の読み対策と攻略

漢検1級の「読み」攻略法

読みの対策と攻略法

読み問題の対策は「漢字音符字典」がめっぽう効きます!
漢検1級の読み対策(特に音読み)にはこれ以上ないぐらい効果的な字典で、私はこれ無くして合格はなかったと思います。

 

「漢字音符字典」の存在は、漢検1級体験ブログの寸草春暉さんで知りました。この字典の著者本人が、漢検1級の高得点合格者&リピーターだそうです。

 

この字典はズバリ「音読み」に特化した字典です。簡単に言うと「部首でない方のパーツ=音を表すパーツ」にはある法則があり、これを知ると、例え初見の漢字であっても正しい読みが分かるようになる、というものです。

 

「漢字音符字典」が絶版で中古でも手に入らない!?

 

漢字音符字典は、同じ著者の辞典がもう1冊ありました。

 

ちょっと調べてみたところ、出版社が付く前に著者が自費出版していたもののようですので、中身は似たような感じらしいです。

 

(※私自身は紅白の表紙の新しい方を持っていたので、旧のボーダーカラーの方は購入していません。あくまでネットで調べてみた感じだと…という意味ですので、よろしくお願いします。)

 

こちらの旧音符字典も絶版で中古なので、定価よりもはるかに高額になってしまっています。それでもどうしても!という方は、アマゾンで数冊在庫がありましたので、ご確認ください。

 

漢字音符字典を使うと、初見の漢字でも音読みが出来る

たとえば「頌春」の「頌」という漢字が読めなかったとします。

  1. 「頌」の部首は「頁」ですが、音読みでは「公」の方に着目します。
  2. 「公」と同じパーツを持つ漢字で他に何があるか?を考えます。
  3. 「松=ショウ」を思いつき⇒「頌=ショウ」と読めるというわけです。

 

漢字を部首とその他のパーツに分けた場合、その他の方は音を表していることが多く、またそのパーツを持つ漢字同士なら、同じ読み方か似たような読みになっていることが多い、ということから、音を表すパーツごとに分類された、面白い字典です。

 

もちろんすべてがこの法則に当てはまるわけではありませんが、ある程度の法則性が分かると、分類しまとめて覚えることが出来るので、これまで難しかった初見の音読み対策がずっと楽になり、効率よく覚えられるようになります。

 

ある程度の法則性とは、以下の3つです。

 

  1. 「このパーツが付くものはこの読み方しかしない」という漢字が260種類ある
  2. 「2種類の読み方だけをする」漢字は301種類ある
  3. パーツ仲間のうち「1点だけ違う読み方をする」漢字は130種類ある

 

音読み「3つの法則」で、部首でない方のパーツから推測できる

音読み「3つの法則」を知るだけで、読める漢字がグッと広がります。

  1. 読み方が1つだけのものは、260種類
    【例】…「瞿」がある漢字は「ク」で決まり!
    ⇒ 瞿、懼、衢(ク)
  2. 読み方は2種類だけのものは、301種類
    【例】…「樊」がある漢字は「ハン」か「バン」のどちらか
    ⇒ 樊(ハン)、攀(ハン)、礬(バン、ハン)
  3. 1点だけ違う読み方をするものは、130種類
    ※この1点が問題に出やすい!
    【例】…「孚」がある漢字のうち、殍(ヒョウ)以外はみんな(フ)
    ⇒ 孚、俘、蜉(フ)、殍(ヒョウ)

 

この漢字音符字典を使って3つの法則を覚えると、初めて見る漢字でも、

 

「このパーツが付いてるから、読みは〇〇だな」
「たしかアレ以外はみんな、△△って読み方だったな」

 

というふうに、瞬時に分かるようになるので、非常に効率がいいんです。

 

法則2の、2種類の読みがある漢字は、結局どちらだったか曖昧になりがちなので、1と3の法則を知っておくだけでも、かなりの効果があります。

 

これまで知らない漢字の読みは、ただただ当てずっぽうでした。そしてたいてい答えは間違えていました。ですがこの漢字音符字典のおかげで、実際の試験のとき、まったくノーマークで未勉強だった初見の熟語の読みを正しく書けたんです!

 

私が受けた試験回で「軫憂」が読み問題として出題されました。私は「軫」を未学習でしたが、右側のパーツがあるとき「殄(テン)」以外は「シン」読みだということは知っていたので「しんゆう」と正答を書くことが出来たんです。

 

私の「漢字音符字典」の使い方

漢字音符字典を使っての読み対策の手順は3つです。(下に画像あり)
主に、法則1と法則3の漢字を、初見でも読めるようにする勉強方法です。

法則1の漢字に、フリクションの蛍光ピンクで印をつける

※法則1※ このパーツが付くならこの読み方、というもの
【例】付=(フ)⇒ 咐、苻 、俯(フ)

法則3の、仲間はずれの方の読みを別色でマーク、例を書き込む

※法則3※ パーツ仲間のうち、1点だけ違う読み方をするもの
孚=ほぼ(フ)※殍(ヒョウ)以外 ⇒ 孚、俘、蜉(フ)、殍(ヒョウ)

後はピンクの丸の箇所を中心に、たまにパラパラと見返すだけ

 

漢字音符字典の使い方

 

手順1

法則1の、読み方が1つだけのものに、フリクションの蛍光ピンクで印をつけます。

 

手順2

法則3の、1点だけ違う読み方をするものは、読み問題でも特に出題されやすいので、実際に過去に出題されたもの、今後出そうだなと思うものなどにも、違う色のペンなどでマークておきます。

 

手順3

これを、ピンクの丸(法則1:このパーツが付けば、読みは○○)と黄色などのマーカー(過去出や間違いやすい)部分の箇所を中心に、たまにパラパラと見返すだけでOKです。

 

読み問題の配点は1点ですが・・・

漢検1級では、読みだけに出題される漢字も多く、それでいて初めて見る漢字も少なくないので、この読み問題の対策に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

 

漢検1級では基本的に、読み=1点、書き=2点が1問当たりの配点です。(四字熟語では読み書きどちらも2点)しかしその1点たりとも気を抜けないのが、漢検1級です。
1点2点に泣いて合格を落とすことがないよう、着実に点数を取っていきましょう!

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